七五三にピッタリの着物ドレス
今、着物ドレスと言われるものがあるのをご存知ですか?
着物のようなテイストでありながら、ワンピースのような形をしており、パニエを使ってふんわりとさせることで可愛らしさを持たせたものです。
最近、このような形の「着物ドレス」が流行を見せており、時には七五三でお子さんに着せる方も増えているようです。
特に3歳のお子さんの場合、着物を着せようと思ってもなかなかうまくいかないこともありますね。
また着付けの締め付けに耐えられない子もいるでしょうから、そういった子には良いのかもしれません。
帯の締め付けもありませんし、スカートになっていますからお子さんも歩きやすいことでしょう。
なかなか華のある衣装ですから、写真映えもいいものになります。
ただし、これはあくまでも「着物」ではないということを頭に置いておきましょう。
着物ドレスでの写真撮影ならば全く問題ありませんが、この格好で神社に参拝にいくのはあまりよろしくはありません。
というのも、七五三に女の子が着物を着ることにはきちんと理由があるのです。
七五三(7歳)で女の子が着物を着るというのは、すなわち、「大人の仲間入り」という意味もあります。
3歳では髪置の儀といって「これから髪を伸ばしていきましょう」という意味が込められています。
さらに七五三全体の意味として「今日まで無事に育ったことを神様に感謝する」という意味があります。
神様に参拝するのに「洋装でも和装でもない」姿で参拝するのは失礼に値することでしょう。
ですので、もしも「子供に可愛らしい格好をさせたい」という想いから着物ドレスを着せる場合には、写真撮影のみにとどめておきましょう。
その後参拝にいくときには、しっかりと晴れ着に着替えさせていくのがベターです。
その日に着物ドレスも本物の着物も着れるならある意味得した気分になるでしょうから、小さいお子さんも嫌がらないでしょう。
ぜひ、七五三という日本古来の行事にあった服装で参拝にいきましょう。