我が子の成長

地方によって異なる七五三の祝い方


七五三のお祝いの仕方は全国共通なのか、というと決してそんなことはないようです。
実は、地方によって違った決まりなどが存在するため、全く違ったスタイルになっていることも少なくないのだそう。
今回は、関東と関西の七五三の様子を見比べて、その違いを見つけていきましょう。
そもそも、現在行われている七五三のような行事が行われ始めたのは、江戸時代の後半と言われています。

しかも、行事をやり始めたのは現在で言う東京でした。
そのため、当時は関西の人たちは七五三を行ってはいなかったといいます。
その後、昭和初期に入ってから初めて全国的に広まっていく過程で関西の方でも行われるようになっていったのでした。
このように、七五三は元々関東を起源としてはじまったものです。

そのため、関西と関東を比べてみると、やはり関東の人々の方が七五三に対して家族にとって大切な行事であるという認識が強いようですね。
さて、それではここで関東と関西両方の七五三の様子を比較してみましょう。
まず、関東の場合ですが、七五三で子供と一緒に参拝をした際には、一緒にご祈祷も済ませる人の方が多く見られます。
その反面、関西では神社に参拝に行ったら、お賽銭をして行う普通のお参りをする程度が基本的のようです。

終わりに千歳飴を購入して帰ってしまうというケースが多く見られます。
また、現状では関東のほとんどの過程では三歳の七五三は女の子のみの行事と思っている方も多く、女の子しかやらない家庭が増えています。
一方、関西の方では昔と変わらず男の子も女の子も三歳の七五三をやることが多いようです。
さらに、七五三のご祈祷をしてもらったときに必要な祝儀袋の結び方にも違いが見られます。

関東が蝶結びにする人が多いのに対し、関西では鮑結びが主流となっているようです。
このように、一概に七五三といっても、その内容は地方によって異なってくるものです。
引越しをした時などは、その地方での七五三の内容をしっかり把握してから行いたいものですね。